「野手に火をつけた」オリ・中嶋聡監督が振り返る山本由伸のダイブ

はしご・作業台 2022-03-26 19107 0

「野手に火をつけた」オリ・中嶋聡監督が振り返る山本由伸のダイブ

    「野手に火をつけた」オリ・中嶋聡監督が振り返る山本由伸のダイブ中嶋監督は心配も「危険なので、あまりやってほしくはないが…」■オリックス 6ー0 西武(25日・ベルーナドーム)オリックスの山本由伸投手は25日、敵地ベルーナドームで行われた西武との今季開幕戦に先発し、8回3

「野手に火をつけた」オリ・中嶋聡監督が振り返る山本由伸のダイブ

    

オリックス・山本由伸

写真拡大

中嶋監督は心配も「危険なので、あまりやってほしくはないが…」

■オリックス 6ー0 西武(25日・ベルーナドーム)

 オリックスの山本由伸投手は25日、敵地ベルーナドームで行われた西武との今季開幕戦に先発し、8回3安打9奪三振無失点。

    不名誉なパ・リーグ記録となっていたチームの開幕戦連敗を「10」で止めた。

    自身は昨季公式戦を5月28日以降無傷の15連勝で終え、今季も会心のスタート。

    なぜこれほどまでに負けないのだろうか。

    

 周囲を一瞬ヒヤリとさせたシーンがあった。

    4回まで無安打1四球に抑えていた山本は、両軍無得点で迎えた5回、先頭の中村に投手強襲安打を許した。

    送りバントを狙った外崎に、真ん中高めの153キロ速球で小フライを打たせると、自ら猛然と前進しダイビングキャッチ。

    一塁走者・中村に進塁を許さなかった。

    山本は「高めの真っすぐのサインだったので、絶対(打球が)浮くだろうと思い、準備はできていました。

    (フライが)上がった瞬間に捕れそうだったので、ヘッドスライディングしちゃいました」としてやったり。

    さらに続く栗山を、外角低めへの148キロのフォークで遊ゴロ併殺に仕留めた。

    

 投手のダイビングキャッチと言えば、1995年に巨人・桑田真澄投手(現巨人投手チーフコーチ)が右肘を強打、トミー・ジョン手術へつながり、約1年半を棒に振った“悲劇”が思い浮かぶ。

    

 中嶋聡監督は「危険なので、あまりやってほしくはないが……」とした上で、「あのプレーがあって、ダブルプレーで帰ってきたので、流れが来ると思った。

    あの回で野手にも火がついたと思う」と言う。

    実際に味方打線は続く6回、宗の先制右翼線二塁打と吉田正の右前適時打で2点を先行。

    宗は山本のダイビングキャッチを「スーパープレー」と表現し、「由伸も初戦をなんとか勝とうと頑張っていたので」と語った。

    山本の男気あふれる姿勢がチームを鼓舞したのだ。

    

 非凡な修正能力も改めて示した。

    2回には4番・山川、5番・中村、6番・外崎と3者連続空振り三振に切って取ったが、決め球は全て120キロ台のカーブだ。

    実は開幕前に課題としていたのが、このカーブのキレだった。

    2週間前の巨人とのオープン戦でバッテリーを組んだ伏見からも、1週間前の阪神とのオープン戦で組んだ若月からも、異口同音に注意されたという。

    「寅威さん(伏見)と組んだ試合は微妙なぬるさがあり、阪神戦は一番ダメでしたが、今週はすごくいいバランスのフォームで練習ができていたので、自信を持ってマウンドに上がりました」と明かした。

    

 昨季は自身初の開幕投手を務めたが、同じ球場で、同じ西武の高橋と投げ合い、3-4のスコアで惜敗した。

    「(開幕戦勝利は)去年できなかったことなので、勝てたことは成長であり、収穫です」とうなずいた。

    昨季は序盤に3勝5敗とややもたついた後、破竹の15連勝でトータル18勝を挙げ、自身初の最多勝にも輝いた。

    白星スタートの今季は、どこまで勝利数を伸ばすのだろうか。

    (宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

评论

精彩评论